いよいよ中盤の妊娠中期、安定期とも呼ばれ、妊娠生活に慣れたママの心と体にも少し余裕を感じるでしょう。
その時期におすすめの食べ物は、どのようなものでしょうか?
妊娠中期の母体と赤ちゃんの様子
妊娠5〜7ヶ月(16〜27週)が妊娠中期にあたります。
【母体】
妊娠中期は、お腹が前へとせり出して、マタニティ用の洋服に変える時期でもあります。
つわりが落ち着いたり、流産の危険性も弱まるので、精神的にも落ち着く頃です。
そして、20週頃になると、赤ちゃんが体を動かす「胎動」を感じ始めるでしょう。
【赤ちゃん】
妊娠中期になると、超音波検査で性別が分かるように。
目を開閉できるようになり、聴覚も発達して、外の音が聞こえます。
なぜ妊娠中期に吐き気が起こるの?
妊娠中期でも、引き続きつわりが続いている人は、つわりによって、吐き気や胸焼けを感じます。
また、つわりがひと段落して急に食欲が湧く場合は、食べ物を美味しく感じて、ついつい食べ過ぎてしまいがち。
ホルモンの影響で胃腸の動きが鈍くなったり、日増しに大きくなった子宮が胃腸などの内臓を圧迫するため、人によっては吐き気をもよおしたり、便秘に悩む可能性があります。
妊娠中期におすすめの食べ物
胃に負担をかける脂っこい食べ物や刺激の強いものは避け、消化の良い食べ物を選びましょう。
そして、消化を促すためにも、よく噛むことが大切です。
そんな妊娠中期におすすめの食べ物は、「玄米」です。
この頃になると、心臓の動きが活発になり、妊娠前の4割増でママの心臓は動きます。
そのため、食べ物の中でもエネルギーに変わる「炭水化物」が更に必要になるのです。
玄米は白米より固めなので、自然と噛む回数が増え、吐き気や胸焼けの解消に繋がります。
加えて、白米より食物繊維が豊富な玄米は、便秘対策にもぴったり!
玄米だけで食べにくい場合は、白米と混ぜて炊くのがおすすめです。

母体と赤ちゃんにとって、食事は大切な栄養源。
妊娠中期は、食べすぎに注意しつつ、きちんと食事を摂りましょう。
もし、1度に食べきれないときは、1回あたりの食べ物の量を減らし、食事回数を増やすと良いですよ。