30歳の時、3年ほど付き合っている彼との間に赤ちゃんが出来ました!
想定外のことでしたが、とても嬉しかったのを覚えています。
体がほてり、なんだか変だなぁと、妊娠に気づくのも早く、6週で妊娠検査薬に反応がでました。
仕事はアパレル販売の正社員、彼は不動産会社に勤めており何の問題もなく産むということしか頭にありませんでした。
産休育休制度を調べたり、赤ちゃん本舗にいってみたり。お腹を絶えず触っていたのをおぼえています。
産婦人科にいくと、いま7週で赤ちゃんの袋があるから次は12週位で心拍が確認できるよー、といわれました。
楽しみで楽しみでしかなかった矢先、悲劇は起きました。
洋服の、たたんでしまってある棚に、おもいっきりお腹をうちつけてしまったのです。
激痛と、ともに大量出血もしました。真っ青になりながら病院へ。赤ちゃんの袋はもう、出血とともにでてしまっていました。涙が止まりませんでした。
そして、しばらく仕事も休みましたが、毎日自分を責め、24時間ないていました。あの時こうしなかったら、などずっと、考えていました。
彼は泣いている私に何か言うのでなく、黙ってそばにいて、泣くだけ泣かせてくれました。
そして、あかちゃんがどれ程大切だったか、どんなに欲しかったのか、気づいたのです。
職場を、長く休む訳にもいかず、気持ちは切り替わりませんでしたが、仕事をしている方がましだったので、働き、そして、夜は泣きました。
二ヶ月ほど後。またもや、体がほてり、あつい。。。
何かが違うと思い産婦人科へ。
こんなに早く赤ちゃんはやって来てくれました!こんどこそは守る!と心にちかいました。
彼に言うと、そんな覚えはないんだけどなぁ?といいながらも、嬉しさを押し殺しているようでした。今思うと、彼の優しさなんだろうなと思います。
私は流産してしまいましたが、その赤ちゃんの魂が次のあかちゃんにははいっている、と感じています。
流産は辛い経験でしたが、次の妊娠の喜びようと、お腹にいるときからの過保護っぷりには自分でもびっくりしたほどです。
心拍を確認できたときは、あの時とは違う嬉し涙がながれていました。少しずつ、一歩ずつ、進んでいき、安定期に入ることができ、無事に大きな男の子を出産しました。
今、傷ついている方、折れそうになっている方、時が解決し、その時はきっと訪れます。嬉しさも倍増です。
泣きたいときはパートナーの前で思いっきり泣き、お腹にいた赤ちゃんをおもってあげましょう。そして、時は訪れるはずです。
お腹にいたときは、心配がたえませんでしたが、産んでからもさらに絶えませんが、いまは病気もせず元気な小学生です。