病院名:後藤レディースクリニック
住所:高槻市白梅町4-13
ジオ高槻ミューズEX 5F
サイトhttp://goto-ladies.com/access/
後藤レディースクリニックでの不妊治療と流産の体験談を教えてください。
今年8月に8周で稽留流産で流産しました。不妊治療を始めてからは初めての妊娠・流産でした。過去にも一度自然流産をしており、再び辛い気持ちを経験しました。
現在は結婚して7年目で、不妊治療は5年目くらいから始めました。血液検査でクラミジアが見つかり、子宮鏡検査で卵管狭窄と診断されました。その治療で卵管に特殊なお水を流して通りを良くする通水治療をしながら、タイミング法を半年程、その後人工受精を行っていました。仕事の都合などでタイミングが合わない時はタイミング法でがんばっていましたが、妊娠には至りませんでした。
期待しながらも不安で躊躇しながら、2回目の人工授精で妊娠しました。過去の経験もあるので期待せずに気長に成長を見守ろうと思っていました。先生からは少し小さいけれど、心拍が確認できると嬉しい言葉も聴くことができました。
小さいながら心臓を動かしている命がお腹にあると思うと泣きそうになりました。何度か心拍確認で通ったのち、母子手帳を発行しに行った翌日に不妊専門クリニックへ最後の診察に行きました。新しい病院もある程度決めて伝えなくちゃ、聞いておかないといけないことはないか、など考えていましたが、エコー室に入ると一転しました。赤ちゃんの心拍が確認できません、と。必死に泣くのを堪えましたが、最後は先生の前で泣いてしまいました。別の病院で掻爬手術をすることになり手続きをしている間も涙が止まりませんでした。
2週間程度自然に出てくるまで待つか手術をするか悩んだのち、過去に経験した自然流産のお腹の痛みを待つくらいなら早く出してあげようと思い、手術することにしました。早く辛さから解放されたかったのかもしれません。何も手を付けられず、出てくるのは涙ばかりで、何度か心拍が確認できたのにどうして?という思いが溢れていました。
「心拍が確認できる度に流産の確率もパーセンテージとしては低くなるはずなのに、私はその少ないパーセンテージの中に入るんだ…」と主人に泣いて伝えました。ずっと泣いている私を見て、きっと主人は何もできなくて困っていたと思います。
入院当日は人生初めての入院・手術だったので、そちらの緊張感が増していて、病院内で泣いたりするようなことはありませんでした。思っていたより痛みも軽く、終わってホッとしました。同時にお腹が軽くなった気がして違和感があった感触がなくなっていることに悲しくなりました。ベッドの布団の中からずっと手を握りしめてくれていたのをハッキリと覚えています。
今はまだ不妊専門クリニックへの通院は休んでいます。流産の辛さは消えることはないですし、今後も経験してしまうかもしれません。乗り越えた先に幸せがあるはず…。今はその先まで乗り越えられるのかなと感じています。不妊治療を何年も何年も続けている人は本当にすごいと思います。精神的にも体力的にも追い詰められるのに、尊敬します。どんな結果でも受け容れて、周りの人に自信を持って報告できるような人になりたいと思いながら、また治療を再開するタイミングを待っています。